日本にカジノをつくる理由
カジノには、さまざまなタイプのものがあります。
富豪を対象にした格式の高いカジノや、温泉保養地の一環として設置されているところ、
はたまた、世界の海をクルーズする豪華客船にも付属されています。
しかし、現在のカジノの主流は、ショッピング、食事、ホテル、プール、ショー、
遊園地などのエンターテインメント施設が一緒に入っていたり、
コンベンション、会議、展示会、大規模な見本市などを開催できる
ビジネス施設までふくんだ統合型の『リゾート施設』(=IR)です。
日本のカジノ合法化の議論も、ギャンブルとしてのカジノではなく、
国内・海外の観光客の増大、地域経済の振興といった、
大きなスケールで検討されています。
つまり、日本も統合型のリゾート施設を目指しているのです。
しかし、『法案ができる ⇒ ライセンスを発行する ⇒ オープンする』までには、
少なくとも約5年の歳月がかかる見込みのようです。
日本より先にカジノ施設を作り上げた、マカオ、シンガポールも長い年月の末に、
カジノリゾートをオープンしましたが、
当初の予想をはるかに超えた集客と、経済発展を実現しています。
最近では、台湾もカジノを解禁したそうですが、
日本にカジノをつくる大きなメリットは、以下の2点があります。
1) 数千億円規模の投資を呼び込め、経済が回っていく。
2) 膨大な新雇用が生まれる。
しかし一方で、ギャンブル依存症の人が出てくるのではという
問題もあります。